仲介手数料の安い不動産会社に媒介契約を変更するのは止めた方が良い？

マンションを売却する際、仲介手数料が安い不動産会社に惹かれることもあると思います。

しかし、手数料が安いからといって、必ずしも良い結果が得られるわけではありません。

仲介手数料の安い不動産会社に媒介契約を変更する際のメリットとデメリットを知っておきましょう。

仲介手数料って何？おさらい・基本を押さえよう

仲介手数料についておさらいしておきましょう。

仲介手数料とは、不動産会社が売主や買主のために行うサービスに対して支払う報酬のことです。

通常、売却価格の3%+6万円（税別）が相場となっています。この手数料は、不動産会社が行う広告活動や内覧の調整、契約手続きなどの費用に充てられます。

手数料が高いと感じるかもしれませんが、その背後には様々なサービスが含まれているため、単純に安さだけで判断するのは危険です。

仲介手数料の安い不動産会社に変更するメリットは、なんといってもコストの削減です。売却額が高額になるほど、手数料の差は大きくなります。そのため、安い手数料の会社に依頼することで、経費を節約できるかもしれません。

でも、デメリットもあります。安い手数料の不動産会社は、広告費や営業活動に十分な予算を割けないことがあり、その結果、売却までの時間が長くなったり、売却価格が下がったりする可能性があります。広告活動や営業力が弱いと、購入希望者にアプローチする機会が減り、結果として売却が難しくなることもあります。

仲介手数料だけでなく、不動産会社を選ぶ際には他にも考慮すべきポイントがあります。ここでは、重要なポイントをいくつか紹介します。

不動産会社の実績や信頼性を確認しましょう。口コミや評判、過去の売却事例などをチェックして、その会社がどれだけ信頼できるかを見極めることが重要です。信頼性のある不動産会社は、適切な査定額を提示し、スムーズに売却活動を進めてくれます。

提供されるサービスの内容も重要なポイントです。広告活動の範囲や内覧の調整、契約手続きのサポートなど、どのようなサービスが含まれているかを確認しましょう。手数料が安い分、サービスが不足している場合もあります。

担当者の対応も大切です。親切で丁寧な対応をしてくれる担当者は、売却活動をスムーズに進めるだけでなく、安心感を与えてくれます。信頼できる担当者を見つけることが、成功する売却への第一歩です。

安い仲介手数料の不動産会社に変更する際には、いくつかの注意点があります。まず、契約内容をしっかり確認することが重要です。どのようなサービスが含まれているか、追加費用が発生しないかを確認しましょう。

また、手数料が安い分、どこかでコストカットをしている可能性があります。広告費を削っている場合、売却活動が十分に行われず、結果的に売却価格が下がることも考えられます。具体的に何がカットされているのかをしっかりと確認することが大切です。

仲介手数料が安い不動産会社に惹かれるのは理解できますが、手数料だけで選ぶのはリスクがあります。実績やサービスの内容、担当者の対応なども考慮し、総合的に判断することが大切です。

最終的には、自分にとって最適な不動産会社を選ぶことで、スムーズかつ満足のいく売却が実現します。手数料の安さに惑わされず、信頼できるパートナーを見つけることが成功への鍵です。